海外に住んでいる日本の良い子は年に一度の割合で日本に帰国する人が多いです。
日本の両親に自分の子供を見せたり、自分も日本で骨休めして、また、海外での暮らしの活力を養ってくるのです。
しかし、うちの場合、すでに両親が他界しているので、骨を休めるところが日本にはありません。日本に帰国しなくなってから、私が毎年骨休めする場所はフィージーのリゾートです。
トロピカルなフィージーで私が好んで飲むカクテルはモヒートです。
本来、カクテルはカラフルな液体のほうが好みなのですが、この透明のモヒートを作ってもらう...

モヒートはキューバーのハバナで生まれました。
このモヒートの由来は本当は、はっきりしていません。
一つの伝説として、１６世紀当時のイギリスのエリザベス女王がスペイン領だったキューバーをのっとろうとして、海賊に協力していた時に、その海賊によって、キューバーの人に、モヒートにそっくりな、「ドラケ」というカクテルが伝わったという説があります。
そのおばけみたいな名前のお酒、「ドラケ」ですけど、レシピの材料にアグアルディエンテっていう、小難しい名前のラム酒とだいたい同じようなサトウキビが原料の蒸留酒とラ...

モヒートには、ミント、ライム、白いラム酒が必要です。
うちの場合は、ミントが勝手に、庭に生息しているので、一年中いつでも、モヒートができます。しかし、問題はライム。ライムって値段が高いのです。よって、我が家では「なんちゃってモヒート」のほうがよく飲まれます。
なんちゃってモヒートの作り方は、モヒートのレシピのライムをレモンに変えるだけです。
モヒートを作る前に、ミントシロップを作ります。
ミントシロップの作り方
砂糖半カップ、水半カップミントの葉８枚を鍋に入れて、煮ます。
砂糖が溶けたら、火から...